令和6年11月10日(日)に、みなべ町内の関係団体の皆様と一緒に災害ボランティアセンター立ち上げ訓練を実施いたしました。
災害ボランティアセンターとは…?
みなべ町で大きな災害が発生した際には、災害ボランティアセンターが設置されます。災害時には、県内外からたくさんの社協職員・ボランティアが駆けつけ運営されます。災害ボランティアセンターは被災者とボランティアを繋ぐ窓口の役割を果たしています。被災した地域や住民が、1日でも早く元の生活に戻ることができるようお手伝いをすることを目的とし、力仕事から事務作業など様々な災害ボランティア活動があります。

今回のテーマである、『訓練×繋がり』の通り、運営訓練を行いしっかり役割を学ぶ。
それから、食事を通し繋がりを作り、災害時の横のつながりを作ることが目的でした!
① ボランティア受付

ボランティアの受付・保険加入・名札作成などを行いました。
② オリエンテーション

みなべ町では初めての災害ボランティアセンターの訓練となった為、和歌山県社会福祉協議会 災害ボランティアセンター所長の南出考氏をお迎えし、『災害ボランティアセンターとは』をテーマにご講演いただきました。

オリエンテーションは被災地で活動する前に、ボランティアが活動内容や注意事項、安全対策などを理解するための説明会です。活動の流れやルールを共有し、安全で円滑な支援活動を行うために実施します。
③マッチング

被災者からの支援ニーズと、ボランティアの人数・希望内容などを照らし合わせ、適切な活動先や内容を調整・割り当てることです。活動場所に合わせたグループ分けを行い活動に行っていただきました。
④資機材の貸し出し

ボランティアが安全かつ効率的に活動できるよう、スコップや手袋、長靴などの必要な道具をセンターが貸し出しを行います。
⑤活動現場



今回の訓練では、被災場所を想定した町内の浜や広場などの清掃活動に行っていただきました。
また、日赤奉仕団様×ほんわか食堂様で炊き出し訓練も実施いたしました!
こども食堂をされている『ほんわか食堂様』からキーマカレーの作り方をレクチャーいただき皆さんで協力して作っていただきました!
⑥活動報告

ボランティアがその日の活動内容や成果、課題などをセンターに伝えることで、今後の支援活動の調整や改善に役立てます!
⑦振り返り会



今回の訓練に関する振り返り会や、町内の協力団体の皆様に『災害時に大事なこと』をテーマに一言で紙に書いていただき発表していただきました。
それぞれの団体の方からの違った視点からの、発表を聞くことができました。
⑧食事・交流



訓練の後は、炊き出し班で作っていただいた、『キーマカレー』を食べながら交流会を実施しました!
⑨備蓄倉庫見学


最後には、みなべ町にできた新しい備蓄倉庫を見学し災害時に備えることができました。
▶訓練を通して…
大規模災害が発生した際には、全国各地から多くのボランティアの方々が駆けつけます。
みなべ町には、災害時にも最前線で活躍できる頼もしい団体の皆さまがいらっしゃいます。
こうした団体の皆さまと町内の皆さまが協力し合うことで、大きな力を発揮することができます。
いつ起こるかわからない災害に備え、訓練を通じて『顔の見える関係づくり』を進め、『災害にも強いみなべ町』を目指していきます。
今回は第1回目の実施となり、ご不便をおかけした部分もありましたが、今回の学びを次回へとつなげ、さらにステップアップした訓練を行ってまいります。
ご参加・ご協力いただいた関係団体の皆さまに心より感謝申し上げます。
【主催・共催】
みなべ町社会福祉協議会/南部ライオンズクラブ
【協力団体】
紀州梅の郷救助隊・みなべ町役場・みなべ町民生委員児童委員協議会・みなべ町自主防災会連絡協議会・日本赤十字社みなべ町赤十字奉仕団・ほんわか食堂